シリーズ:お酒が語る、酒物語

「頌 歌」

コーボ さあ、今日お訪ねするのは頌歌さんだ。こんにちは
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頌 歌 やあ、コーボ君、よく来たね。待っていたよ
コーボ あのー、頌歌さんは人気の純米大吟醸「箕輪門」のさらに上に位置する、ハイエンドの純米大吟醸雫酒ですよね
頌 歌 そう。箕輪門を母体に選り抜きの部分を、特別な工程をかけて生まれるのが私だ。マグロで言えば大トロかな
コーボ なるほどー。ところで頌歌という名前の由来は?
頌 歌 頌歌というのは、神々の栄光や英雄の功績を讃えるほめ歌のことだ。有名なホラティウスなど、古代ギリシャの詩人たちによって歌われたものをオードというんだ。頌歌はオードの訳語だね
コーボ そうか、わかったぞ!だから頌歌さんのラベル・デザインの中にはギリシャ神殿の柱が見えるんですね!
頌 歌 うん、よく気が付いたね。さすがコーボ君だ。日本的なデザインの中に不思議にマッチしているだろう?
コーボ ええ、僕もとってもこのデザインが好きなんです。赤とシルバーが映えて、なんだか神々しい雰囲気
頌 歌 紅白は、日本では祝い事、縁起物の色だね。私はお祝いごとやお世話になった方への贈り物におあつらえ向きなんだ。もちろん、誰からでも『美味しい!』と言ってもらえることが一番の理由なんだけど
コーボ そうですね、何といっても大七が誇る生もと純米大吟醸・雫酒だもの!ええと、ところで雫酒って何でしたっけ?
頌 歌 ハハハ、知らないで自慢していたのかい?雫酒とはね、お酒を搾るときに普通はある程度圧力をかけて押すのだが、雫酒の場合は、袋に入れた醪の自重だけで、自然に滴り落ちてくる雫を集めたものなんだ。プレスしたお酒よりも、より澄み切った薫り高いお酒になるのが特徴だ
コーボ そうだったのか。自然に垂れるのを待つと時間もかかるし、少量しか取れない貴重なお酒なんですね
頌 歌 そのとおり。それにあまり時間をかけてもいけない。デリケートなお酒が空気に触れて酸化してしまうからね。酸化させないようスピーディーに行うには、大変苦労がいるんだよ
コーボ ふーん。美味しいお酒になるには、杜氏さん蔵人さんのご苦労があるんですね。ところで頌歌さんに合うお料理といったら何ですか?
頌 歌 柔らかな旨味をもった料理がいいね。ゆでたタラバガニとか、白身魚とか。クリームを使った料理、卵料理なんかもお奨めだよ。10~12度の冷酒で召し上がってほしいな
コーボ 本当に美味しそうですね!大勢の人に味わっていただきたいな
頌 歌 私もそう願っている。ちょうど今年から、私の720mlが登場して大好評なんだ。ありがたいことに、それ以来、贈り物だけでなくご自分のとっておきの酒として愛飲してくださる方々も増えてきた
コーボ 頌歌さんの味わいをひと言でいえば?
頌 歌 力強さと優美さの両立が、私の永遠のテーマなんだ。超扁平精米技術によるなめらかに洗練された味わいに加え、彫りの深い旨味がなければ、私の味とは言えない
コーボ 頌歌さんはあまり見かけない、知る人ぞ知る存在だけど、何といっても各種コンテストで第一位を総なめしている箕輪門の兄貴分だもの。美味しさは折り紙付きですね!
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