コーボ |
今日お訪ねするのは、生もと梅酒さん。こんにちは! |
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生もと梅酒 |
いらっしゃい、コーボ君。会えて嬉しいわ |
コーボ |
生もと梅酒さんは、大七で初めてのリキュールなんですね |
生もと梅酒 |
そう。もちろん自家用には昔から研究していたけれど、商品として誕生したのは2005年にリキュール免許を取得してからなの |
コーボ |
あの頃、大手メーカーの商品しかなかった梅酒市場に、日本酒蔵元の色んな梅酒が次々と登場してましたね |
生もと梅酒 |
そうね。でもほとんどが大手のと同じホワイトリカーで作った梅酒だったわ。大七が目指したのは今までにない、最高の梅酒を創ること。だから迷うことなく日本酒ベースにすることを選んだの。そうでなければ大七が創る意味がないもの |
コーボ |
そうか!どの日本酒を使うかは決めてたんですか? |
生もと梅酒 |
いいえ。最高の味わいにするにはどれが合うか、今までの経験は一旦無視して、ゼロから商品設計をスタートさせたの。梅の選択も同時にね |
コーボ |
梅は紀州産の最高級の南高梅でしたよね。しかも大きさは特大の3L! |
生もと梅酒 |
ええ。地元の福島県にも良い梅はあるけれど、どんな年でも常に大七が求める品質の梅を確保し続けるためには、生産量の大きな主産地でなければならなかったのよ |
コーボ |
梅が決まって、いよいよ試作を開始したんですね |
生もと梅酒 |
どんな予見も無しに、あらゆる選択肢を考えたけれど、やはり純米生もとの原酒が最高。今までの梅酒にない柔らかな芳醇さ、自然な梅の美味しさを感じさせてくれたの |
コーボ |
それってホントに贅沢ですよ。値段も平均的な梅酒の倍くらいになりましたね |
生もと梅酒 |
そうね。正直言って、値段のことは何も考えなかった。だって目的はあくまで今までにない最高の梅酒だもの |
コーボ |
ウン。確かにホワイトリカーの梅酒は、梅の酸味と糖分の両極がなかなか馴染まないけれど、生もと梅酒さんでは、芳醇な純米酒の旨味が素晴らしい働きをしてます |
生もと梅酒 |
そうでしょ?結果的に甘みは適度に抑えられて、梅そのもののジューシーな旨味を味わっている印象になるのよ |
コーボ |
なるほど。でも、今までに例がないので、最初は販売店でも心配したそうです |
生もと梅酒 |
私には確信があったわ。お客様、特に女性のお客様の口コミがとても良かったもの |
コーボ |
そうでしたね!そして『和りきゅうる試飲会』で圧倒的第一位。これで人気に火がつきました |
生もと梅酒 |
私が嬉しいのは梅酒に本格的な高級市場を切り開いて、リキュールの可能性を拡げることに貢献できたこと |
コーボ |
『和りきゅうる』は、以来4年連続第一位、そして『地酒大show』リキュール部門でも。三年連続プラチナ賞で【殿堂入り】第一号でした |
生もと梅酒 |
お陰様でね。今では国内だけでなく、フランスなどの欧州の三つ星レストランのデザート酒にもされています |
コーボ |
それは嬉しいな!最後にお奨めの飲み方を教えて下さい |
生もと梅酒 |
まずはストレートで味わってね。それからクラッシュアイスを入れたり、炭酸水で割ってもいいわね。特別なことを教えましょう。日本の料亭では、ぬる燗にするところもあるわ。ホットレモンみたいで美味しいの |
コーボ |
楽しいですね。今日はありがとうございました |