シリーズ:日本酒飲み方指南

第5回「野菜、果物」

コーボ 爽やかな秋空だ。生もと君、松茸の季節到来だね
生もと ああ、松茸を天麩羅にして、皆伝のお燗をきゅーっと一杯やるのもいいな!日本には日本酒に合う旬の野菜がいろいろあるよ
コーボ そうだね。季節の到来を告げる野菜を見ると、それだけで日本酒が飲みたくなっちゃう。まさに季節を肴にする日本的な飲み方だな!
生もと 秋のキノコは松茸の他にも。例えばうま味たっぷりの椎茸。純米酒と合わせると、うま味の相乗効果が抜群だ
コーボ 美味しそうだね!味付けはお醤油かなあ、お味噌かなあ
生もと ホント、調味料次第でお酒との相性も色々展開できるのが野菜のいいところだ。僕は寒い冬には、お出汁をたっぷり吸い込んだうま味豊かな大根料理が好きだな
コーボ いいね。季節が冬まで来たところでおせち料理の野菜を挙げれば、ピリ辛のレンコンも日本酒に合うし、甘ーい栗きんとんも意外に合う!
生もと そう!純米生もとのお燗と是非試してほしいな。でも、コーボ君、栗は分類上、野菜じゃなくて果物なんだよ
コーボ へー、そうなのか。それじゃ、後で日本酒に合う果物も、もっと考えてみようね。さあ、次は春の野菜に行くよ
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生もと オーケー。春野菜と言えば、ふきのとうにタラの芽。このほろ苦さが、何とも言えない春の味覚だね。この苦味にはデトックス作用もアンチエイジング作用もあるそうだ
コーボ 合わせるお酒は、僕なら『雪しぼりにごり酒』だね。お酒の微炭酸がほろ苦さにマッチするし、春のイメージにぴったりだもの
生もと うんうん。筍(たけのこ)のシャリシャリした食感も春を感じさせる。お酒は、からくち生もとなんかが良さそうだ
コーボ 生もと君、外国にも日本みたいに旬を楽しむ野菜はある?
生もと もちろんあるとも。初夏の頃、ドイツ人はホワイトアスパラガスを心待ちにしている。上品な香りと優しい甘味は野菜の王様だって。程よく茹でてバターソース風味など最高だ。お酒は純米吟醸の皆伝や真桜をお薦めするよ
コーボ そりゃいい! マイルドでクリーミーな味わいは、生もとの純米吟醸にマッチすること疑いなしだね
生もと 日本の夏野菜なら茄子(なす)。油と相性がいいから、炒め物が美味しいね。お酒はしっかり力強い純米酒がいい。木桶仕込みの楽天命なら文句なし! 最後に、栄養豊かで夏の疲労回復に良いのがゴーヤだ。ほろ苦く爽やかなゴーヤには純米生もとの爽快冷酒!ふう、これで季節を一巡りしたよ
コーボ お疲れさん!休んじゃいられないよ。今度は果物で考えてみようよ
生もと よしきた。果物にはフルーティーな香りの吟醸系が合わせやすいね。リンゴやマスカット、メロン、バナナなんか吟醸の香りと相性がいい。意外に本醸造生もともいいよ
コーボ 果物と日本酒って、昔から一緒に飲むものだった?
生もと 柿を食べると悪酔いしないとは昔から言われてる。柿のタンニンの解毒作用のお陰だ。干し柿もいい酒の肴になるよ
コーボ なるほど! イチジクも甘露煮にしたりドライフルーツにしたり、日本酒に合いそう
生もと うん。ドライフルーツは熟成酒に合う。最近はフルーツやドライフルーツを日本酒に入れたサングリアも人気だ
コーボ そりゃ面白い!僕らも試してみよう!!
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